こんにちは、アトリエ・フェルマータです。

東京都港区を拠点に、国際色豊かなコンサート、ワークショップ企画を開催しています。どなたにも参加しやすい音楽、文化芸術の拠点の一つになることを目指して活動しています。


「イスと出会った音楽のはなし」

― Oto do Isu ba majele! ―

Duo concert with recorder & guitar

Wednesday, December 6, 2017 at 7 p.m.

Tendo Mokko, Tokyo showroom

(1-19-2 Hamamatsu-cho Minato-ku Tokyo)

Recorder : António Carrilho

Guitar : Rintaro Nishigaki

天童木工コンサート 『イスと出会った音楽のはなし』 vol.5
アントニオ・カリーリョ リコーダーコンサート
【入場無料】

来週水曜日12月6日の夜のご予定はもうお決まりでしょうか。

12月6日(水) 東京・浜松町の駅から徒歩3分の天童木工(敬称略)のショールームでコンサートが行われます。無料でご入場頂けます。演奏はポルトガル人リコーダー奏者のアントニオ・カリーリョとギター奏者の西垣林太郎です。

天童木工のポリシーとしてお子様の年齢による入場制限はございません。(周囲のお客様のために鑑賞環境にご配慮下さい。)なお会場までエレベータでお入り頂けます。

プログラムはいわゆる古楽曲の他、Lin-Manuel Miranda How far I'll go、PiazzollaのCafe1930、クリスマス音楽のボサノバアレンジなど幅広い年代にお楽しみ頂ける構成です。職人の作った名作イスに座りながらコンサートをお楽しみ下さい。
http://www.tendo-mokko.co.jp/info/?page_id=826

天童木工の歴史について以下のような面白いお話をあちこちで見つけましたので、まとめてみました。なおソースは既にwebに公開されているもので、それをアトリエフェルマータの一存でまとめたものです。

天童木工の歴史は古く、1940年、時代の要請(半ば国家的な号令とも)に基づいて、現在の天童市近郊の大工・建具・指物が集まった組合から始まりました。弾薬箱などの軍需品の他、第二次世界大戦中には、偵察機の目をごまかすための「おとり飛行機」などの製作をした時期もあります。

現在、東京ショールーム(大門・浜松町)のある界隈はもともと木工所の多かった地域です。(現在も大門ー麻布あたりは昔ながらの木工所が残っています。)東京オリンピックの頃には既に現在のビルはあり、当時はこのあたりでほとんと唯一のビルだったとのことです。

天童木工は柳宗理デザインのバタフライスツールやリオのオリンピックで注目を浴びた卓球台infinityを製作した会社としても知られていますが、そのような名作が生まれたのは、「他で断られたことも天童木工なら引き受けてくれる」とデザイナーや建築家の間に定評があったことによります。数々の企画がデザイナーや建築家の側から持ち込まれた歴史があります。

例えば卓球台にはミリ単位の厳格な規定があるので、卓球台の脚部は通常は鉄やアクリルが使わざるを得ませんが、天童木工の「成形合板」の技術で天然木の脚部が可能になりました。

成形合板の技術はデザイン性に貢献するだけでなく、環境保護という側面からも評価できるものです。一般的に無垢材は40%ほどしか使用されないものですが、単板を木材から“カツラ剥き”のように切り出して使用すれば無垢材の80-90%を活用することが出来ます。そして残りの廃材も工場内で暖房や木材の乾燥に無駄なく利用されているそうです。国際森林認証企画であるFSC認証などを取得されています。

天童木工のロゴは天童木工の「天」の字と成形合板の積層面を表現していて、創立20周年の1960年に山城隆一氏(1920-1997)によってデザインされたものです。マークが酷似しているシャネルから訴えられましたが、天童木工の方が先と判明し訴えが取り下げられた事件もあったということです。